海賊の娘

キャンペーン
悪名高かった父親の成したことを乗り越え、<黄金海>周辺の重要な水路を掌握したタウニー・バルフォアは、戦いと波乱に満ちた航海に出発した。タウニーの行く手には、海賊や水底にひそむ怪物だけでなく、彼女自身の暗い過去さえもが待ち構えている。それでもタウニーは進む。<黄金海の海賊女王>になるために。
[UP]

1.海賊の娘 2.ブラディーコープ 3.帰らずの海峡
4.乙女の入り江 5.振り返るな 6.ラストナレーション

−−海賊の娘−−

シナリオ
悪名高かった父親が死に、タウニー・バルフォアは父親の船を受け継いだ。タウニーはすぐさま船出した。父親が夢にも考えなかったこと、すなわち<暴風海峡>の制圧を成し遂げるために。タウニーの夢は<黄金海>全域を支配下に置くことだ。ここがその夢の出発点になるかもしれないし、終着点になるかもしれない。まずはフリジストンとヤナズレーの町を攻め落とさなければ。それができないようなら、所詮タウニーもその程度の海賊だったということだ。
ナレーション
金がからまなければなにもしない。そんな男が死んだからといって誰が悲しむだろう。ブラック・バルフォアはまさにそういう男だった。一杯の粥の代金にしかならないはした金のために、兄弟を刺したこともある男なのだ。そんな男が自分の父親とは!いなくなってせいせいしたというものだ!
詳細
勝利条件: フリジンストンとヤナズレーを攻略する
敗北条件: タウニー・バルフォアまたはピート・ガーリーを失う
マップの難易度: 「上級」ゲーム
持ち越し: タウリー・バルフォアとピート・ガーリー、および二人の呪文、技能、経験は、<<不壊の盾>>と一緒にすべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 12。


−−ブラディーコープ−−

シナリオ
奇襲攻撃により、タウニーの完成したばかりの造船所は数分で炎に包まれた。艦隊は壊滅状態におちいり、旗艦の<猛き雌狐>までもが大破してしまった。まもなくタウニーは、親父を殺した海賊が、彼女による<暴風海峡>制圧を阻止するため、この攻撃を画策したことを知った。かくして、スウィスト船長の伝説的な隠れ家、ブラッディーコーブを見つけ出し、ささやかな「お返し」をするため、タウニーは旅立った。
ナレーション
スウィフト船長に親父を殺されて以来、あたしは何度となくスウィフト船長と対面する日のことを考えた。あたしは彼にほほ笑みかけ、肩を叩き、一杯おごらせてくれと言う。そして互いが経験した激戦について語り合った後、ブラック・バルフォアを負かした日の話をしてくれないかと彼に頼む。そんなつもりでいたのだが、まったく人生ってのは思ったようにいかないものだ!
詳細
勝利条件: スウィフト船長を倒す
敗北条件: タウニー・バルフォアまたはピート・ガーリーを失う
マップの難易度: 「上級」ゲーム
持ち越し: タウリー・バルフォアとピート・ガーリー、および二人の呪文、技能、経験は、<<不壊の盾>>と一緒にすべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 18。


−−帰らずの海峡−−

シナリオ
<帰らずの海峡>とはよく言ったものだ。この海峡には海賊がうじゃうじゃいる。その上、難破の名所としても知られている。何者か、あるいは「何か」が船を沈めるのだ。<黄金海>の制覇をもくろむタウニーにとって、その正体をつきとめ、滅ぼすことは、是が非でもやらねばならない仕事だ。
ナレーション
盗賊に名誉?はっ!そんなゴミみたいな考えを抱いている盗賊は偽善者だ!親友であっても背後から刺す機会があったら躊躇しない。それが盗賊だ。ただし、海賊の考え方とは少し違う。「最後に生き残った奴が黄金を手にする」。これが海賊のモットーだ。
詳細
勝利条件: ランボートに<混沌の目>を築く
敗北条件: タウニー・バルフォア、ピート・ガーリー、ランボートの町のいずれかを失う
マップの難易度: 「上級」ゲーム
持ち越し: タウリー・バルフォアとピート・ガーリー、キルカ、および三人の呪文、技能、経験は、<<ジャイアントスレイヤー>>と一緒にすべて次のマップに引き継がれる自軍の勇者の最大レベルは 23。


−−乙女の入り江−−

シナリオ
南方艦隊建造に必要な木材を手に入れるために、タウニーは大森林が広がる<乙女の入り江>の制圧に乗り出した。だが、そんな折、信頼していた隊長の一人がタウニーを裏切った。裏切ったのは副長のピート・ガーリーだ。彼はランボートを乗っ取り、無防備とも言える状態のタウニーとその取り巻きを抹殺するため、奪い取った艦隊を率いて南に向かった。
ナレーション
偽善的な坊主どもが何と言おうと、復讐心というのは純粋な感情だ。誰かに不当な扱いをされたら、たとえ表向きは我慢していても、心の底には「憎しみ」という名の病が根を下ろす。憎しみに蝕まれた心は、やがて悪臭を放ちはじめ、ついには腐り落ちてしまうだろう。憎しみの源を背後からナイフを刺すのは、傷口を消毒するようなものなのだ。
詳細
勝利条件: ピート・ガーリーを倒す
敗北条件: タウニー・バルフォアかキルカを失う
マップの難易度: 「名人」ゲーム
持ち越し: タウリー・バルフォアとキルカ、および二人の呪文、技能、経験は、<<ジャイアントスレイヤー>>と一緒にすべて次のマップに引き継がれる自軍の勇者の最大レベルは 28。


−−振り返るな−−

シナリオ
ある晩、大破した船がランボートに漂ってきた。帆柱には”わだつみの女王”の署名入りで、宣戦布告の文章が刻まれていた。ピート・ガーリーとの戦いの痛手からほとんど回復していなかったタウニーだが、これが<帰らずの海峡>、ひいては<黄金海>を制覇する上での最後の障害だと直感した。”わだつみの女王”とその配下の人形たちを片付ければ、女王として彼女が<黄金海>を支配することに異を唱えられる者は皆無になるだろう。
ナレーション
あたしが勝利をおさめたのは、誰よりも遠くに行きたいと願っていたからだ。あたしは必死に戦い、ほんのわずかでも勝利の望みがあるときはけっしてあきらめなかった。あたしが戦いの終結を宣言しない限り、戦いは終わらいのだ。だが、過去に勝つことは誰にもできない。過去はフジツボのようにまとわりついてくる。どれほど頑張って忘れようとしても、過去が消えてなくなることはないのだ。
詳細
勝利条件: ”わだつみの女王”とシーモンスターの孵化場をそれぞれ五日以内に攻め滅ぼせ
敗北条件: タウニー・バルフォアかキルカを失う
マップの難易度: 「名人」ゲーム
持ち越し:


−−ラストナレーション−−

後にあたしは、”八本指”のオバ、つまりあたしの本当の親父が、<黄金海>の島の一つに腰をおちつけたことを知った。オバは釣り舟を買い、海岸の近くに家を建て、残りの人生をそこで過ごすつもりらしい。ただ、近くに住んでいる未亡人と親しげにしていたという証言もある。ふむ。まあ、幸せそうで何よりだ!


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