エルウィンとシェーラ

キャンペーン
エルウィンとシェイラは、出会った瞬間、一目で恋に落ちた。だがシェイラを愛する男はエルウィンだけではなかった。その恋敵というのは、シェイラを手に入れるためなら手段を選ばないような男だった。こうして悲恋の物語はその幕を開ける。一人の女性の心をめぐる対立が引き金となってエルフの国アラノルンは内戦へと突入し、<審判>以来エルフたちが必死に再建してきた国は、崩壊の瀬戸際に立たされることになるのであった。
[UP]

1.恋人たち 2.ホワイトタイガーの”しるし” 3.真実の愛
4.鏡に映りしもの 5.二人で 6.ラストナレーション

−−恋人たち−−

シナリオ
<黄金海>沿いを航海する外交使節団の旅は、海賊の奇襲攻撃によって一瞬にして悲劇へと転じた。エルウィンとシェイラはこの大惨事からかろうじて逃げ出したものの、知らないうちにアラノルンの未開の地に迷い込んでしまった。故郷に帰れるかどうかはエルウィンの双肩にかかっている。とはいえ、エルウィンはお坊ちゃま育ちだ。まずは未開の地で生き延びる方法と軍勢を率いる方法をおぼえなければならない。さもなければ、この荒々しく危険な地を越えて無事に帰還することはできないだろう。
ナレーション
エルウィンは軟弱物だって言われたけど、わたしは彼の勇気に感動したわ。エルウィン本人だって自分の隠れた力に気づいてなかったみたい。でも、わたしにはそれがわかったの。ありとあらゆる生き物や盗賊が潜んでいるあの森にわたしたちが迷い込んだときにね。彼だってこれまでの人生の中で一番恐ろしい思いをしたんじゃないかしら?それなのに、彼はわたしの様子ばかり気にかけてくれたわ。いつもわたしを笑わそうって。そんな彼をわたしは永遠に愛し続けるわ。
詳細
勝利条件: シェイラの父親、グラミンを見つける
敗北条件: 勇者エルウィンを失う
マップの難易度: 「中級」ゲーム
持ち越し: エルウィン、およびその技能、呪文、経験は、すべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 15


−−ホワイトタイガーの”しるし”−−

シナリオ
こんな重要な任務を遂行するのにふさわしいエルフは、他にいくらでもいただろう。それにもかかわらずエルフ宮廷は、賢明なホワイトタイガーたちと同盟を結ぶ大役にエルウィンを任じた。エルウィンには知るよしもなかったが、それは王国の実力者であるハルキー卿の差し金だった。エルウィンをシェイラから引き離した上、同盟の締結に失敗させ、ゆくゆくはあの世に行ってもらう。それがハルキー卿の企みだった。
ナレーション
エルフ宮廷はなぜわたしの最愛の人をあんな危険な任務につかせたの?経験豊富な志願者があれほどいたのに、パパだって名乗り出たのよ?どうかしてるとしか思えないわ。ハルキー卿からホワイトタイガーのところに一人で行くように命じられたときのエルウィンの顔。夏の空のように真っ青になってしまって。ああエルウィン、無事に帰ってきて!あなたを失うなんて耐えられないわ!
詳細
勝利条件: 町を所有する唯一のプレイヤーになる
敗北条件: 勇者エルウィンを失う
マップの難易度: 「中級」ゲーム
持ち越し: エルウィン、およびその技能、呪文、経験は、隼のハヤテと一緒にすべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 22


−−真実の愛−−

シナリオ
エルウィンはシェイラの父親に認めてもらうべく、冒険の旅に乗り出した。しかし、エルウィンを待ち受けていたのは、ハルキー卿の裏切りだった。エルフ宮廷から犯罪者の烙印を押されたエルウィンは、ハルキー卿に忠誠を誓う軍勢と戦いつつ、シェイラが本当に愛している者が誰かを明らかにするアーティファクトを作り上げねばならなくなった。
ナレーション
パパの不安はわかるわ。今でもおぼえてる。パパと一緒に芝生に寝転がって笑ったことを。そして隣にいるママにパパが歌を歌ってあげたことを。パパはママのことを心から愛していた。きっとわたしとエルウィンの愛と同じぐらい。そしてパパはママを失った。パパが悲しかったのはよくわかるわ。なのにどうしてパパはわたしのエルウィンに対する気持ちをわかってくれないの?
詳細
勝利条件: <<真実の愛を鏡>>を作る
敗北条件: 勇者エルウィンを失う
マップの難易度: 「中級」ゲーム
持ち越し: エルウィン、およびその技能、呪文、経験は、隼のハヤテと一緒にすべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 28


−−鏡に映りしもの−−

シナリオ
アラノルンのエルフ宮廷は、エルウィンのことを町を襲った罪人とみなしている。エルウィンとしてもこのまま引き下がるわけにはいかない。無実を証明する唯一の手段は、ミリラスを捕まえて真実を告白させることだ。それと同時にエルウィンは、ハルキーマナーにいるシェイラを救出する作戦も練っていた。<<真実の愛の鏡>>をシェイラに見せ、ハルキー卿にかけられた魔法を解くのだ。
ナレーション
エわたしの愛する人にとって、あの時期は悲しみと苦労の連続だったに違いないわ。わたしが彼の立場だったら、きっと生き延びることなんてできなかったはず。アラノルンの全国民が彼の敵になっても(わたしもその一人だったけど)、彼は雄々しく運命に立ち向かった。どうしてこんなわたしをまだ愛してくれるの?わたしにはわからないわ。きっと永遠に。
詳細
勝利条件: ミリラスを探し出し、ハルキーマナーを制圧する
敗北条件: 勇者エルウィンを失う
マップの難易度: 「上級」ゲーム
持ち越し: エルウィン、およびその技能、呪文、経験は、隼のハヤテと一緒にすべて次のマップに引き継がれる。自軍の勇者の最大レベルは 32


−−二人で−−

シナリオ
ハルキー卿の軍勢が破竹の進撃を続け、アラノルンの内戦は戦火を拡大していった。アラノルンの命運はもはや風前の灯火だ。元老院は最後の希望を託してエルウィンを新国王に任命し、残っている軍勢を率いてくれるように彼に懇願した。国王の座についたエルウィンは、シェイラの父親の助けを借り、エルフ史上最高の名将と言われている人物に戦いを挑むことになった。愛する女性のもとへ帰るため、彼は何としてもこの戦いに勝たねばならなかった。
ナレーション
<氷雨湖>を渡る途中、エルウィンとあまり言葉を交わさなかったことを今では後悔してるわ。でも彼ったら、わたしを安全な場所に隠して、自分だけハルキー卿に立ち向かおうとしていたんですもの。今までこれだけ辛い思いをしてきたのに、どうしてまたわたしを置き去りにするの?でも、エルウィンは今やエルフ王。アラノルンが彼を必要としているんだってことは、わたしにだってわかってる。
詳細
勝利条件: ハルキー卿を倒す
敗北条件: 勇者エルウィンを失う
マップの難易度: 「名人」ゲーム
持ち越し:


−−ラストナレーション−−

ハルキー卿を生かしておくというエルウィンの決断には、多くの人が疑問を持っている。生かしておいて彼が逃げ出したらどうなるのか?再びアラノルンに内戦が起こるかもしれない。ハルキー卿は残酷なことをいろいろしてきたけど、あの人を密かに支持しているエルフはまだあちこちにいるもの。国民の不安が的中しないことを願うことばかりだわ。エルウィンがハルキー卿に情けをかけたことを後悔する日が来なければいいんだけど。


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