おれ2:「レーダーに感あり!」※1
おれ1:「数と種別は?」
おれ2:「1人で、レッドです!」
おれ1:「むぅ、新手のPKか?」
おれ2:「現在、確認中です。」
おれ1:「よし、少し近づいて確認しろ。」
おれ2:「了解!」
そう答えると、敵に少しづつ近づいて行く。
今回、導入されたレーダーが威力を発揮する。
このレーダーは生物の有無はもとより、その生物の種類まで識別する優れ物だ。
これにより、今までのように相手の状態を確認している間に攻撃を食らわなくなる他に、物陰で見えない敵も分かるようになった。
おれ2:「敵の格好はかなり軽装。また、両手が空いていますので見る限りでは、Mage のように思えます。」
おれ1:「なに、Mage か......。魔法の威力が上がっている今、正面からやるのはまずいな。」
おれ1:「相手の様子は?」
おれ2:「現在、鉱山の方を向いて止まっています。」
おれ1:「よし、1度離れる。」
おれ2:「了解!」
1度距離を取り隠れて、作戦を考える。
おれ1:「相手が Mage 素手ならば、攻撃力はそんなにいなはずだ。恐いのは、platemail や chainmail を着ている時に食らう、Lightning だな。」
おれ1:「鎧を全て外し、剣と盾だけ装備。準備完了後、相手の背後から強襲する!」
おれ2:「了解!」
さっそく、鉄製の鎧を全て外し、剣と盾を装備する。
レーダーで相手の位置を確認し、背後と思われる方向に向かう。
おれ2:「戦闘準備完了!相手の背後に位置しました!」
おれ1:「よし、突っ込め!」
と、同時に相手に向かって、走り込みながら相手をダブルクリック。
間合いが0になり、攻撃が相手にヒット! 連続して2回、3回攻撃が当たる。
相手は警戒していなかったのか、こちらに向けない。
相手のヒットポイントがあとちょっとになった瞬間、轟音と共に Lightning が!
どどぉーーーん!!
次の瞬間、ゆっくりと体が倒れていく...............。
それは、最後の魔法攻撃も空しく、やぶれた Evil Lord の魔法使いだった.....。※2
「トラ・トラ・トラ!!! ワレ奇襲ニ成功セリ!!」
こうして、初の悪人退治は終わった。※3
※1:新しいパッチで追加された、「AllName」マクロのこと。画面内(画面より若干距離があっても機能するけど)の全ての名前を表示してくれる優れもの。
でも、待ち伏せしているPKとか、木陰とかで隠れて休んでいるのを無効にしてくれる、厄介なマクロ。まぁ、いいこともあれば悪いこともありますなぁ。
※2:ただし、悪人(名前が赤)だったけど、憎むべきPKかどうかは定かではない....。(^^;
※3:最後の Lightning は、多分自分には当たっていない。相手が自害したのかもしれん。残りヒットポイントが少なかったから分からないや。(^^;