と、準備が整ったところで、いつものように西から街の外へ。
街の外へ出てもモンスターはいない。
仕方が無いので、動物を相手に自分を鍛えることにする。
鹿を相手に攻撃。
かっこん! ばしっ! かっこん! かっこん!
相手が倒れる。
「むぅ、意外とダメージを食らわなかったなぁ。よし、この調子で次だ!」
周りを探してみると、熊がいたのでさっそく攻撃。
ばしっ! ばしっ! かっこん! ばしっ!
「げっ、強いじゃん! やばいかな。」
かっこん! ばしっ! かっこん! ばしっ!
「逃げよう。 強いは。」
かなり体力が減らされたので、離れたところで heal を唱える。
「In Mani」
ぽよよぉーーん。
音と共に体力がちょっと、回復する。
「むぅ、これでは、全然たりない。どんどん、唱えよう」
「In Mani」 ぽよよぉーーん。
「In Mani」 ぽよよぉーーん。
「In Mani」 ぽよよぉーーん。
4回ぐらい唱えてやっと、体力がフルに回復する。
「うーーん、やっぱり魔法のスキルが低いんだろうな」
そう、考えているうちに、熊が追いついてきた。
再度、熊を攻撃。
かっこん! ばしっ! かっこん! ばしっ!
なんとか、熊を倒す。
「やっぱり、ナイフじゃきついか。」
でも、ここで剣に換えたら意味がないので、ナイフのままで次の獲物を探しにかかる。
と、そんな戦いの中に身を置いて、幾ばくの時間が経った時だっただろうか?
豹と戦っていたその時、恐ろしいことが起こった。
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それを体験したことのある、B氏は次のように語る。
「そいつは、いつも前触れなしにやってくるんだ。 あのくそったれ野郎は。」
「Connection Lost」
B氏の語ってくれた、そいつとは”奇麗に飾られたウィンドウに表示される、Connection Lost” のことだったのだ。
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そのくそったれ野郎が、おいらにも襲い掛かったのだ!
しかも、戦いの最中に......。
唯一の希望は、体力の減りかたがほぼ同時。 上手くいけば、こちらが勝てるということだけだ。
つづく