武者修業の旅、顛末記。その1


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今日は、実戦訓練の日。
装備を固め、手にはナイフ。
なぜ、ナイフか?
それは敵を一杯叩けるようにするため。そう、直ぐ殺さないようにするためだ。
上手くいけば、1回の戦闘で1ポイントは上がるだろう。自分の経験の低さのおかげで。
まぁ、念のためにちゃんとした剣も鞄に詰めていくけどね。
それと、Heal が出来るように秘薬と spell book も持っていく。
戦いで傷ついた体を少しでも早く癒し、次への戦いへいけるように。

と、準備が整ったところで、いつものように西から街の外へ。

街の外へ出てもモンスターはいない。
仕方が無いので、動物を相手に自分を鍛えることにする。
鹿を相手に攻撃。

かっこん!  ばしっ!  かっこん!  かっこん!

相手が倒れる。
「むぅ、意外とダメージを食らわなかったなぁ。よし、この調子で次だ!」
周りを探してみると、熊がいたのでさっそく攻撃。

ばしっ! ばしっ! かっこん! ばしっ!

「げっ、強いじゃん! やばいかな。」

かっこん! ばしっ! かっこん! ばしっ!

「逃げよう。 強いは。」
かなり体力が減らされたので、離れたところで heal を唱える。
「In Mani」
ぽよよぉーーん。
音と共に体力がちょっと、回復する。
「むぅ、これでは、全然たりない。どんどん、唱えよう」

「In Mani」 ぽよよぉーーん。
「In Mani」 ぽよよぉーーん。
「In Mani」 ぽよよぉーーん。

4回ぐらい唱えてやっと、体力がフルに回復する。
「うーーん、やっぱり魔法のスキルが低いんだろうな」
そう、考えているうちに、熊が追いついてきた。
再度、熊を攻撃。

かっこん! ばしっ! かっこん! ばしっ!

なんとか、熊を倒す。
「やっぱり、ナイフじゃきついか。」
でも、ここで剣に換えたら意味がないので、ナイフのままで次の獲物を探しにかかる。

と、そんな戦いの中に身を置いて、幾ばくの時間が経った時だっただろうか?

豹と戦っていたその時、恐ろしいことが起こった。
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それを体験したことのある、B氏は次のように語る。
「そいつは、いつも前触れなしにやってくるんだ。 あのくそったれ野郎は。」

「Connection Lost」

B氏の語ってくれた、そいつとは”奇麗に飾られたウィンドウに表示される、Connection Lost” のことだったのだ。
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そのくそったれ野郎が、おいらにも襲い掛かったのだ!
しかも、戦いの最中に......。
唯一の希望は、体力の減りかたがほぼ同時。 上手くいけば、こちらが勝てるということだけだ。

つづく



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