魔法の効かないPK出現!!


[PREV] [UP] [NEXT]



ことの発端は、Alphalpha からの連絡からだった。
Despise にPKが現れたとの事。 名前は、Eraser というらしい。
この連絡を受けて、G-Halt、Rein、おいらの3人は Despise に向かった。
Despise の入り口に到着した所に Alphalpha が居た。
「ここのぼっていった」
PKは階段を昇っていったらしい。とりあえず、他の2人が来るまでここで待つことにする。
他の2人が着いて直に3人で階段を昇りPKを探す。
が、その Eraser という奴は見当たらない。
「どこいったんだろ?」
と思っていたら、
「いりぐちではっけん」
と Alphalpha から連絡が入った!
どうも、階段の所を行ったり来たりしているらしい。
入り口に集まり、しばらく待ってみるたが来ないので階段の上下と入り口の所の3個所に別れて張り込みをすることにする。

.......それらしき人が来ない。

「外見てくる。」そう言うと G-Halt が外に向かって出ていった。
と、しばらくして、「エントランスにPKを連れて入る。」
と連絡が入った!!
攻撃態勢を整えて、待ち構える。
G-Halt が現れて、その次に Jack というPKが入って来た!
おいらと、Rein が、Fireball で攻撃。それに続いて、Alphalpha がハルバートで攻撃を仕掛ける。
Jack は状況に気が付いたのか、直に洞窟の外に向かって行ったらしく入り口の所から姿が消えた。
全員で後を追う。
Jack はそこら中を走りながら攻撃を避ける。
しかし、自分達のほかにも加わった人達もいて1分ほどでほどなく撃沈。
最後は、Fire Field に晒されながら Fireball で止めが刺された。

皆は引き上げたが、なんとなくおいらはその場でぼーっとしていた。
と、突然目の前に幽霊が......。
そう、今殺した Jack の幽霊だった。
霊媒のスキルを使用して幽霊の言葉が聞けるようになった時に、Jack はこうおいらに言った。
「運が良かったな。俺は LAG が酷かったんだ。さもなければ容易に立ち去っていたのに。」
Jack がそう話してくれた時、ダンジョンの入り口から突然人が出てきた。
「入り口に Fire Field なんか使いやがって!!」
と、また一人入り口から人が出てきた。

AllName で名前を確認すると、「Eraser」と表示された。
話そうと思っていたのも止めて、Eraser に向かって Fireball を連射する。
6発は撃った時に、「おめぇは、死ね。」と Eraser が言った。
奴の体力を見てみると全然減っていない。
「ばかな!? 6発もいれてゲージにほんの少ししかダメージが出ていない!」
おもわず、背筋に寒気が走る。
次の瞬間、おいらは脱出用のマクロキーを押して、Britain の街へと Recall していた。

「まさか、ほとんどレジストされたのか?!」
が、この後「ハットバグ」というのを利用した魔法無効化があることを知った。
そう、Eraser の格好もローブにハットという、そのバグと言われている格好をしていたのであった。※1


※1:このハット自体の効果は、ある筋の話だとバグでは無く、攻撃魔法のアーマーによる追加ダメージ効果の一環だといいことだ。
とすると仕様いうことになるが、あまりにもバランスの悪い仕様である。
まぁ、アーマーによる追加ダメージの項目は全て無くなるという話だから、すぐに使えなくなるだろうけどね。

[PREV] [UP] [NEXT]